間と間合い

剣道ではこの2つですべてが決まるといわれているくらい大切なこと
間とは 打つタイミングのこと、間合いとは 相手との距離のこと

ここでは 間合いついて 解説します。間合いは大きく分けて3つある。

一足一刀の間合い

文字通り 一足一振り(一刀)で 打ち込める 相手との距離のこと。打ち間ともいう。
子供達には ”子供同士でする時は 竹刀の先が 5センチくらい 交わったところと 言うふうに 伝えています。また、ここで ”ヤ−”の声は 必要ないよとも つまり 一足一刀の間合いに 入ったら 自分も打てる代わりに 相手からも打てるのです。だから ここで ”ヤ−”なんて いうとったら 打たれる!
一足一刀の間合いは 戦闘態勢 ここに 入ったら 打つか 打たれるか!なのです。

遠い間合い(遠間)

これは 近づかないと 打てない 間合い。(二足一刀と表現されることもある。)子供達には 竹刀の先が触れるか触れないか位のところ、と伝えてあります。 ここで、剣道は 攻め合いをします。この遠い間合いで 相手の出方 打ってくる相手なのか、待って様子をうかがっているのか、どんなタイプなのかということを 剣先によって探るのです。子供達には 竹刀の先同士で お話をするんだよと 伝えてあります。この 遠い間合いから 一足一刀の間合いに 入る瞬間が 一番大切です。
遠い間合いで しっかり 攻め勝って 打ち間に入ったら 一気に打つ。
遠い間合いは 攻防の間合い ここでは あせらず 十分な 心と体の 態勢を作ることが大切です。

近い間合い(近間)

これは そのまま打つと 元打ち(竹刀の根元で打ってしまう)間合い。子供達には 大きなバッテンができる、と伝えてあります。熟練者が 駆け引きに使うことは あるが 初心者には必要ありません。むしろ 近間に ならないように 気をつけなければりません。
近い間合いは 打たれることはあっても 自分が打つのは 無理 (初心者)  正しい間合いを覚えよう。